家を出発したのが、P.M.8:15頃 P.M.8:35頃病院に着いた。
時々ちょとお腹が痛むけど、でも、前回まではもっと痛くなったので
まだまだ全然と言った感じ。
内診をしてみて、「陣痛室で様子を見よう」と言うことになった。
浣腸をして病室へ。術服に着替えて、トイレに行って陣痛室へ・・・
「ここでしばらく横になっていてくださいね。
痛みが強くなってきたら、早いからって言われているので、
ナースコールしてください。
30分おきには心音を計りに来ますから。」
と言われて、小さな時計を置いていってくれた。
今までは、内診台から即分娩台、病室から即分娩台だったので
初めての陣痛室。
まだそんなにお腹も痛くなくて、入ってきた夫と
「3日かなぁ、4日かなぁ」
「4日だと思うよ。」
「4日だったら、100日はいつかなぁ」
「5月14日だね」
「何も無い日だね。」 とか
「暑いけん鼻水がズルズルしてボ〜ッっとしてる」とかしゃべっていた。
そうするうちにも、5分おきぐらいに、1分ぐらいの軽い痛みがあったが
ちょっと深呼吸したら消えてしまうような程度の痛みだったので、
「まだまだこんなもんじゃないはず」と思っていた。
途中、トイレに行くと、出血は止まっていた。
そのうち、10時を過ぎた頃から、2,3分おきに痛みが来たけど
「2,3分おきにしては、こんなに弱くて良いのかなぁ」と言う感じだった。
でも、念のためナースコールをして、内診してもらった。
「先生に診てもらいましょうね。もう分娩台に上がっても良いかもしれない・・・」
と言われて、ちょっと、「エッ?」っという感じだった。
先生が内診して、分娩台へ。
今までは、何も考えるまもなく『痛いから言われるまま』だったけど
今回は、たいして痛みもないし、なんとなくやることがわかっているので
逆に不安が大きくなってしまった。変なものですね。人間の心理と言うものは・・・
足に袋をかけ、分娩台に寝る。
「あれ?手で持つところがあったはずなのに無い!どこにあるんだろう?」
などと余計なことを考えたり、
先生は、消毒やなんかを早くしてしまいたいので、
ちょっとあせってイラついているようにも見えた。
当直の看護婦さんは1人なので、バタバタと忙しそうだった。
夫も立ち会うので、白衣を渡されていた。
「お父さんは後でも良いから。こっちが主役なんだから!」
と先生の声。
看護婦さんも、産声テープの準備・点滴の準備・消毒を暖めたり
あれこれと とてもいそがしそうだった。
夫は、厚着していたせいもあって、白衣が小さく、
「小さい、入りにくい」と言いながら、白衣を着ていた。
手を握ってくれて、ちょっと安心した。
でも、握っていたほうの手に点滴をしたので、短い時間の安心だった。
消毒液が温まると、
「今から消毒をします。しっかり消毒をするので、
ちょっと乱暴に感じるかもしれないけど、急を要するのですみません。」
といって、ゴシゴシと、広範囲、中まで消毒をした。 ちょっと痛い。
分娩室を見回してみる。
「あれ?ゆっき〜のときは左手に時計があったのに、時計が無い!」
目で見えるほうに時計が見当たらなくて、
「生まれた時間がわからないじゃないかぁ〜!」と思ってしまった。
お腹が痛くなるけど、「イキミたい!」と思うほどに強い痛みではないので
深呼吸で逃していた。
先生たちは、着々と準備を整えていく。
導尿で尿を出す。何度もトイレに行ったけど、やっぱり結構残っていたみたい。
「イキンでみる?そのくらいの痛いの来た?」らしきことを聞かれた。
「もう良いんですか?」と言うようなことを聞いた。
ちょっと、2,3回イキンでみたけれど、上手く行かない。
「イキミが下手だなぁ・・・」
やっぱり、痛みが弱いからかなぁ・・・変に考える時間があったり、
頭の中がハッキリしているだけに、それに集中できない。
「破膜の時間書いといて」といって、破膜させる。
「う〜ん・・・ 破膜したかどうかわかんないなぁ」などと言っている。
何度かイキンだ時、右足の踏ん張る台がカタンと外れた。
「あっ、そうだ。足を踏ん張るんだった!」と思い出した。
「なんかイキミ方を思い出した。」
その後のイキミで、「少し下がってきた」と言われて、少しだけほっとしたけど、
今までよりものすご〜く時間がかかっているような気がした。
イキム度に、夫が背中を押してくれる。
中断する時、フ〜ッっと上を見上げると、夫の顔。
と、その横に時計が見えた。
「あっ!時計があった!」 なんだか少しホッとした。(変なの)
「きたかな?」
2回深呼吸をして、息を吸って、息を止めて、イキむ。
「あっ、破膜してるみたいだね」(頭が見えたんでしょうね)
先生の指で広げながら、「もう少し」
「会陰切開っていつするんだっけ?」とか考えながら
「まだ生まれないのかなぁ」「長いなぁ」「何かこれが永遠に続きそう」
「前はもう生まれてたのに・・・」などとわけのわからないことを考えていた。
休んでいる間に、夫が汗を拭いてくれた。
「あっ、汗をかいたんだ。初めてだ・・・」 などと考える。
看護婦さんが「お茶をあげようか?」と、ウーロン茶を飲ませてくれた。
のどがカラカラだったので、その一口が美味しくて生き返った気がした。
「後何回イキンだらいいんだろう?」などと考えて思いっきりイキむ。
「大便をするつもりで」「先生の指のところに力を入れて」の声に必死でイキむ。
パチン・・・会陰切開された。
急に自分の足の間に頭が見えた。
「もうあんまり力を入れないで。肩が出ないなぁ・・・もう少し力を入れて」
ホット力を抜きかけて、再度力を入れる。
スルッと出てきた。
深いため息 「生まれた〜!」
思わずもらした言葉。
時計を見る。10:58 まだこんな時間だったんだ。
鼻の中の水(羊水)を吸引する音。元気な声。
へその緒が出ている感触がしている。
夫は必死で赤ちゃんを見る。「男やん」と嬉しそうな声。
「性別は知ってるのかな?」と看護婦さん。
「ハイ」
「じゃ、赤ちゃんここ(お腹の上)に来ますからね。」と、シートを敷く。
赤ちゃんが乗せられる。
へその緒のかげに隠れて、おちんちんがよく見えない。
「あ〜、男の子だなぁ」と確認した後
「背中の下のほうがバターまみれだ。」とか「髪がふさふさだ」とか
「軽いなぁ」とか とりとめもなく考えた。
(2月3日の夜の話)